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日の丸・君が代を取り戻す

【結論】生活保護受給者のパチンコは許されない。

 生活保護受給者のパチンコは許されるか?!許されないのか?!という議論。

 結論からいえば許されない!図書館へいって読者をしろ!!

 大分県別府市では長年にわたり生活保護費がパチンコに使われることを疑問視しており、受給者に対してパチンコ店などに出入りしないように指導していたという。

 数年前から生活保護の不正受給が問題となっており、生活保護受給者がパチンコ店に出入りすることも議論となることがある。
 この議論で主に目立つ意見としては、(否定派の声として)国民の税金で生活をしていながらギャンブルなんてケシカラン。それに対して、生活保護受給者であれども趣味は必要であり、それを一方的に「してはいけない」などと制限してはいけないという擁護論ものもある。

 擁護論者からよく聞こえる意見として、「生活保護受給者にも趣味は必要」についてはもっともその通りだと思う。国民の税金で生活をしているからといって最低限の生活を送り娯楽を得るなとは思わない。人間は社会に出て、働き賃金を得て衣食住に講じる。その中に家事、育児、介護、趣味、あるいは勉強などの日常生活がある。

 趣味とはいったい何であろうか?

 例えば、会社員でありながらバイクが好きで時々サーキットへ出かけレースに出場する人もいる。こういうことを趣味としている人々はたくさんいるであろう。
 私の場合、趣味はサーフィンである。夏になれば車を走らせ海へ向かう。近くの海、遠くの海、余裕のある範囲内で楽しんでいる。当然、自分の稼ぎの中での範囲内で趣味のサーフィンを楽しんでいるのである。とはいえ、サーフィンをする場合、まずサーフボードを購入しなければならないのだが、割と高い。ピンからキリまであるが安くても5〜6万円、高額のものであれば30万円。平均10万円でまあまあ普通のサーフボードが買える。これも当然、自分の経済力の範囲内で購入する。ほとんどのサーファーがそうであろう。
 海へ出かければ往復のガソリン代、駐車場料金、場合によっては高速道路代が出費となる。それも当然、経済力の範囲内で行われる。スノーボードであればここにリフト料金がさらに加わるであろうが、ほとんどのボーダーもまた経済力の範囲内で楽しんでいる。
 本当であれば、高額のサーフボードを何枚も買って海外へ出かけ良質な波でサーフィンを楽しみたいのだが、私の今の収入では無理なので安いボードで近くの海で小さな波で我慢して楽しんでいる。
 前者の会社員ライダーの場合はどうであろう。もちろん、そのライダーも自分の経済力の範囲内でレースを楽しんでいる。もしかすると、スポンサーなどがいて多少の資金(協力金)を得ているかも知れないが、基本的には自腹であろう。だからしょっちゅうレースに出場することはせず、普段の生活を切り詰めお金を貯めて出場しているはずである。本当であれば、毎月、いや毎週のようにサーキットへ出かけたいはずである。しかし、そうすれば会社員ライダーの経済は破綻してしまうであろう。

 サーフィンやバイクレースだけではなく、ゴルフや草野球、スノーボードや山登り、スポーツ観戦、ランニング、水泳、映画鑑賞、料理、熱帯魚の飼育など様々な趣味があり、人それぞれ色んな楽しみ方をしている。全ての人に共通して言えることだが皆、自分の経済力の範囲内で趣味を楽しんでいる。収入が少ない中で三食我慢して趣味に金を掛けている人もいるであろうが、自身の経済が破綻するまでは行わないでしょう。お金がないのに借金をしてまでサーフィンをしたりゴルフをしたりしている人がいればどう思いますか?!家庭を持っていて、子どもたちに貧乏な思いをさせているなかでパチンコや競馬に通っている親がいればどう思いますか?!

 趣味というのは基本的には働き自分が得た収入の中から経済の範囲内で楽しむものなのです。
 経済に余裕がない人は趣味を講じるなとは言わないが、お金のかからない趣味に講じるべきなのである。
 将棋や囲碁を趣味とすれば良い。打つ仲間がいないのであれば読書をすればよい。本を買うお金がないのであれば図書館に行って本を読めばよい。

 生活保護受給者にも色々な人がいるでしょう。高齢でもう働けない(働き口もない)身体が不自由、病気で働けない。働きたくても働けない人がたくさんいる。そういう人たちの生活を国民が支えていくのは当然といえる。しかし、理由はどうであれ受給者もまた、国民の税金で養ってもらっていることを自覚するべきなのである。
 ギャンブルでの無駄使いなんて許されるわけがない。公費で生活をしている以上はなるたけお金がかからない趣味に講じるべきなのである。