For Nippon

日の丸・君が代を取り戻す

ブログの開設にあたり

 

 日の丸、君が代を取り戻す

 

 「日の丸は右翼」

 

 この言葉に違和感を得る日本人はどのくらいいるでしょうか。逆に、この言葉に違和感を得ない、何となく「そうかもしれない」と納得する日本人はどのくらいいるのでしょうか。 仕事で知り合った人物のブログで、祝日の玄関先に「日の丸」を掲げている写真が掲載されていました。それを見た若い同僚から「え?右翼?!」という言葉が飛び出しました。また、他の若い同僚からも「日の丸は右翼」という言葉が発せられました。

 正直、個人的には驚くことはありませんでした。悲しい事実ですが(今の日本では)これが当然の反応で、一般的な認識なのかもしれません。右翼と左翼の定義を正確に理解しないなかで、「右翼=悪者」というイメージに囚われ、「日の丸=右翼」と決定付ける日本人が多いのは間違いありません。

 ではどうして、そのようなイメージをもつ日本人が多くいるのかをしっかり考えなければいけません。

 

 このブログを立ち上げた今日、現在、日本にとって最重要課題である安全保障関連の法案がすでに可決されています。つい先日まで(現在も一部で続いている)日本国内はその法案をめぐって世論がふたつに分かれ、大きな議論が巻き起こっていました。(います。)集団的自衛権の行使を可能とする安保法案改正に反対する大きなデモが国会前を中心に各地で繰り返され、連日メディアで取り上げられています。逆に、メディアには殆ど取り上げられませんが、この法案に賛成する人たちによる、賛成のデモも行われていました。

 双方のデモを比較したとき、反対デモにおいては、主催者発表12万人という大勢の群衆であるにも関わらず、我が国の国旗「日の丸」がひとつも掲げられていません。一方、賛成派のデモにおいては、参加者のすべてが持参したと思われるほどの多くの「日の丸」が掲げられています。(反対デモの参加人数に関して、警察は3万人と公表)

 

 冒頭の言葉「日の丸は右翼」あるいは、国内の一般世論の認識からみれば、安保法案に賛成の人は「右翼」となります。(ある意味、その分け方は正しいところがあるのかもしれません。ここで右翼と左翼の定義について詳しく説明すると時間が足りませんので省略します。)日本人の多くが「右翼=悪者」または、暴力的な集団というイメージを持っているので、日の丸が多く掲げられた賛成派のデモをみるとなにか嫌悪感を抱くのではないでしょうか。

 

 これこそが、私たち日本人が70年間抱え続けてきた最も重大な問題なのです。

 

 右翼と聞いて直ぐに想像するのが街宣右翼」と称される政治団体ではないでしょうか。大きなマイクロバスやジープのような車両を黒や白に塗りつぶし、その車体には大きく物々しい文字で「〇〇塾」や「△△會」あるいは「大××帝国」や「愛国精神」などと書かれています。そして、大きなスピーカーから大音響で「天皇陛下万歳」などの声を発し、軍歌も聞こえてきます。また、中に乗っている方々は黒い作業着や特攻服、あるいは軍服のようなものを身にまとい、見るからに怖そうな姿をしています。そして必ず、日本の国旗「日の丸(日章旗)」や「旭日旗」を前面に押し出すように掲げているのです。 彼らの目的がなんなのか分かりませんが、その光景をみた場合、外国人を含め殆ど全ての人が恐怖、嫌悪感を抱くのではないのでしょうか。その中に「日の丸」が掲げられていることで、「日の丸は右翼(怖い人たち)」の象徴として多くの日本人の身に刻まれていくのではないでしょうか。

 

 また、昨今、日本国内で問題となっている在日特権を許さない市民の会」通称「在特会」なる者たちの存在も厄介です。彼らは、在日朝鮮人や同じく韓国人の方々に対して差別的な発言を繰り返すことで有名となりました。朝鮮学校の正門前で朝鮮人は帰れ!」「朝鮮人をぶっ〇せ!」などと考えられない発言で子供たちを傷付け、関東や関西のコリアタウンなどで朝鮮人や韓国人へ対する人種差別的誹謗中傷を繰り返します。

 

 ご存知の通り、日本では憲法で(宗教や政治的な)思想、集会、言論の自由が保障されており、彼らの主義主張は尊重されるべきかもしれません。主張する内容には事実に基づいた納得出来るものもあるかもしれません。しかし、言論の自由を通り過ぎた他人の人格をも否定する差別は許されません。彼らは人が人に発するものとは思えないほどの悍ましい言葉で差別、誹謗中傷を繰り返します。それを周囲から見た場合、彼らは人間の皮を被った悪魔か鬼、それ以外のなにかです。

 さて、そこに日の丸が掲げられていたらどうでしょうか。「日の丸を掲げる人たちは差別主義者だ!」という印象を持ってしまうのは間違いありません。だから、私は言いたいのです。「あなた方が何を主張しても構わない、一定の国の人々を差別するのも、どうぞご自由に、しかし、あなた方の行為が我が国の国旗を汚していることは間違いないので「日の丸」を掲げるのは辞めてくれ」と

 

 その目的で意図的に行っていることは間違いない。

 

 このようにして、日本人の日の丸に対する悪いイメージ「日の丸は右翼」という感覚が身に付いているのではないのでしょうか。

 

  戦後の「日の丸、君が代は侵略戦争の象徴」などという間違った教育、宣伝もまた日本人が国旗を軽視する大きな原因となったことは間違いありません。日本の教育社会のなかには本当に大きな歪みがあると思われます。私が生まれ育った沖縄、あるいは通った学校だけなのかもしれませんが、小中高の学校教育においては国歌「君が代」を習った事がありません。音楽の教科書の最後のページ(だったか)に掲載されている「君が代」を音楽の授業で歌ったことが一度もないのです。先生方の思想や政治的なにかが影響したのかは分かりません。

 また、入学式や卒業式においては、国旗「日の丸」は掲揚されていましたが、国歌斉唱のときに起立しない先生方が見受けられました。私自身、沖縄で育つなかで特別に先生方や親、祖父母から「日の丸」や「君が代」は悪いものというような直接的な教育を受けてきたことはありませんが、入学式などでのそのような異常な光景をみることで「日の丸や君が代はよくないものなんだ...」というような感情が自然に身に付いていたことは間違いないと思います。

 

このようにして、日本人の国旗感、国歌感、もしかすると国家感が植えつけられているのではないでしょうか。

 

 「日の丸は右翼」、「日の丸君が代は侵略戦争の象徴」、「愛国心軍国主義」戦後の教育、社会において毒されてしまった多くの日本人の洗脳を解きたい。このようなことからブログを立ち上げました。どこまで続けられるのは分かりませんがよろしくお願い致します。

 

 愛国心とは、祖国、郷土を愛する心。

 

 郷土愛とは、自分だけではなく先祖から親兄弟、家族、子や孫、友人、恋人、愛するものが生まれ育った街を愛する心。